腰痛でお悩みの方へ
更新日:7月12日
腰痛の原因は? |
腰痛は、一生のうち60%~80%の人が経験すると言われ、日本人の4人に1人が悩んでいます。もはや、国民病といっても過言ではないでしょう。
ありふれた症候であるにもかかわらず、日本臨床整形外科学会のパンフレットにはこう書かれています。「腰痛の半数以上は検査をしても原因のつかめない慢性腰痛症です。」
また、日本腰痛学会元会長で福島県立医科大学学長の菊地臣一氏は読売新聞の記事でこう述べています。「画像や問診から病名がつけられるが、実は、画像と原因が明快に一致する例は少ない。」
無症状の人でも、腰の画像診断をすると、3割にヘルニアが見つかる。逆に痛みを訴えていても、半数近くは画像上の異常が見つからないという報告もあります。「原因が特定でいる腰痛は15%未満」と欧州の診療ガイドラインには明記されており、実は腰痛の85%が原因不明なのです。
一方、カイロプラクティックでは、腰痛の原因を骨格構造の機能異常として捉えます。この異常はレントゲンには写らず、触診によって判断されます。機能異常に対して、徒手で矯正を行うことにより関節・筋肉・神経の働きを回復させ、症状を改善に導きます。
このカイロプラクティック理論を裏付ける調査研究として、アメリカ・イギリス・カナダが国を挙げて腰痛に対する大規模調査を行いました。結果、3ヶ国とも腰痛に対するカイロプラクティックの有効性を認めています。
腰痛のカイロ治療は? |
腰痛にかかわる骨格構造の異常は、腰椎・骨盤・股関節などに多くみられます。これらの機能異常のある関節に対しては、基本的に手技を用いて機能を回復させていきます。
また、各関節の軸も評価して不安定になっているようであれば、関節に付着する筋群のインバランスを調整していきます。
カイロ治療でなにが変わる? |
機能異常となっていた関節が可動性を取り戻し、機能が回復してくると周辺の筋緊張は緩んでいきます。また、軸が安定することにより、日常生活で患部にかかっていたストレスも減っていきます。
患っていた期間によって改善の進捗は左右されますが、多くの場合5~6回くらいの治療で良い変化が感じられるでしょう。
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